ブッダガヤ日本寺で、奈良薬師寺が納経法要。

ブッダガヤ日本寺で、奈良薬師寺が納経法要

奈良県にある薬師寺といえば、奈良を代表するお寺の一つ

薬師寺は「法相宗」の大本山で、天武天皇により発願(680)、持統天皇によって本尊開眼(697)、更に文武天皇の御代に至り、飛鳥の地において完成。
その後、平城遷都(710)に伴い現在地に移された、平成10年よりユネスコ世界遺産に登録された。本尊の薬師如来はじめ、日本最古の仏足石などの多くの国宝を有するお寺でもある。
また、写経を熱心にされるお寺としても有名です。

詳しくはHPで、

その多くの方が書かれた写経を、ツアーを組んで毎年納めにこられています。

お練り・読経・パフォーマンス奉納

毎年されている法要は、まずマハボディーテンプルでお勤めを行い、そこから写経を神輿に乗せて、日本寺まで約15分〜20分の距離をみんなで歩くことから始まります。

日本寺に到着すると、本堂内で納経の法要が行われます。

参加者による写経の受け渡しが行われた後、読経が行われる順番。

今回は30名ほどの方がツアーでこられており、僧侶も6名ほど日本から来られていました。

乾期のブッダガヤは、天候にも恵まれ絶好の法要日和。

大通りをお練りするので、インドの人達は興味津々。

日本寺内で法要が始まっても、観光で参拝にくるインドの人達は、珍しい光景にスマートフォンで写真を撮っていました。(どの国も一緒ですね)

まず15分ほどの読経。久々の日本の厳かな法要に、背筋がすっと伸びました。
他国だと、信者さんは自由に出入りをしていたり、どちらかというと和やかな雰囲気を感じますが、日本はやはり独特の雰囲気があると感じました。

法要に引き続き、薬師寺と一緒に活動をされているパフォーマーの方々がによる、パフォーマンスの奉納へ。

4人の男性が、白い装束に身を包み、二人がいくつもの楽器を駆使して場の雰囲気を作っていきます。

使用していたのは、オーストラリア、アボリジニの伝統楽器、ディジュリジュ。
丸い形で、柔らかい響く音が鳴るハングドラム。
他にも、鈴や太鼓、笛など。

場の雰囲気ができあがると、一人の男性が本尊前に進み、太極拳のような動きで舞い始めました。

その後、もう一人の男性が、大変響く力強い声で歌舞伎のようなゆっくりとした語り口調で三蔵法師の話、そして般若心経を唱え始めると、舞も荒々しくなっていきます。

場は息をのむような雰囲気に包まれ、自然の楽器と踊りを組み合わせ、古来から行われてきた神様に捧げる儀式を再現しているように感じました。

年々ブッダガヤを訪れるツアーが減っている中で、毎年必ずブッダガヤの地へ多くの写経を納経されにくる薬師寺さん。

多くの方に写経を継続して行っていただくことは、並大抵の努力ではないと思います。

袈裟をかけ一心にお経の本を広げお経を唱える信者さんの姿見て、この方々がブッダガヤとの縁が結ばれより深くなったと思うと、これからも継続していくことを願うばかりです。

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