私がいるインド、ブッダガヤ
仏教が始まった場所であり、世界遺産
仏教最大の聖地
インド北東部に位置するビハール州に属している
ビハール州はインドでも一番貧しい州と言われている。
その州の中でも田舎に位置するブッダガヤは、大変貧しい街だと言える。
普通なら誰も見向きもしないような小さな街だが、この場所は仏教遺跡がある街。
ただの遺跡ではない、「生きた遺跡」と例えることができるように、毎日たくさんの巡礼者が訪れ祈りを捧げている場所。
現地のインド人はもちろん、タイやスリランカ、チベット、台湾 etc 世界中の仏教徒が集まり、朝から晩まで賑わっている。
私がこの場所が好きな理由は、世界中の人が集まり、自分のスタイルで、自由にお参りができる点。
仏教徒という共通点だけで十分なのだ。
この姿こそは、平和の象徴だと感じている!
そして、そこに身を置けることに幸せを感じる!
この場所の歴史を簡単に触れてみる。
約2500年前、釈迦族出身の王子が出家し6年の厳しい修行の末、この地にあった菩提樹の下で悟りを開いたと伝えられている。
現在その場所に作ら残っているお寺、マハーボディーテンプル
このお寺自体ができたのがいつかは、はっきり分かっていない。
ただ、アショーカ王という紀元前3世紀にインドを統一した王が、大変仏教に帰依しており、この王が作ったと言われている。
文献上初めてマハーボディーテンプルが出てきたのは、7世紀にインドへ旅した玄奘三蔵が書き残した日記「大唐西域記」の中である。
その中でマハーボディーテンプルの内容があり、実際の大きさと非常に似ていることがわかる.
1200年代にイスラム教の侵略により仏跡が壊されていき、ブッダガヤにも攻めてくるということにより、この場所から僧侶が全員いなくなり、マハーボディテンプルも砂に埋められたと言われている。
その後、イギリス統治下の時代、アレキサンダー・カニンガムという考古学者がインドの仏跡を発掘していき、このマハーボディテンプルも発見された。
何度回もの修復が行われ、現在の綺麗な形になった。
詳しブッダガの歴史は、佐藤良順先生の「ブッダガヤ大菩提寺―新石器時代から現代まで」をご覧ください
夜のライトアップは圧巻です!見逃さないように!!
情報
- 朝5時〜夜9時まで
- 携帯電話、持ち込み不可(預ける場所あり、無料)
- Ipodなども不可
- カメラ持ち込み料 100ルピー
- ビデオカメラ 300ルピー
- お参りに行く際は、綺麗な服装、最低限、長ズボンが好ましい。