仏教の聖地ブッダガヤ
そこには、世界各国のお寺があります。
タイ、スリランカ、ミャンマー、チベット、ブータン、中国、台湾、日本、韓国、ベトナム、バングラディシュ、ネパール
街を歩けば、各国のお寺だらけ。
そして、今でも毎年新しいお寺が出来上がっています。
新しいお寺が出来上がると、落慶法要ということで盛大にお祝いをします。
その際、周りの各国の僧侶などを招きます。
時には、自分の国のお経の合間に、招いた別の国の僧侶に、お経をお願いすることもあります。
各国のお寺同士の交流が頻繁に行われるのも、ブッダガヤの特色です。
自分の国だけでなく、必要なのは仏教というくくりだけ。
今回も、仏心寺のすぐ後ろにできたチベットのお寺「」の落慶法要に招待していただきました。
南インドに本山があり、その別院として完成したお寺。
ゲートをくぐると目に入ってくる、巨大なストゥーパ。
カラフルな物は初めて見ました。
そして、右手に本堂。
広大な敷地に目を奪われます。
こんな広大な敷地のお寺が、ブッダガヤにあったというのに驚きました。
本堂の壁は、一面カラフルな色や壁画でうめつくされています。
もちろん手書きで、日本のお寺にはない、色使いです。
本堂内部
入った瞬間に、目の前に座っている巨大なお釈迦様に目を奪われます。
今回の落慶法要では、本堂の中に入ることができたのは、お寺建立に多大な寄付をした人たちのみ。
殆どが、台湾や中国の人です。
私は招待していただいたので、中に入ることができました。
中で座りしばらく待っていると、チベットのラッパの音とともに、閉ざされていた本堂の入り口が開き、法要に招待をされたメインの僧侶「カルマパ」が到着されました。
「カルマパ」とは、チベットに4つある宗派の一つカギュウ派のトップ。
「ダライ・ラマ」は、ゲルク派のトップです。
もちろん、二人共転生者です。
本尊、釈迦牟尼仏の前に座る「カルマパ」
年齢は、まだ30歳と若いですが、ルックスでファンも多く、特に女性人気がある僧侶です。
30分ほどチベットのお経があり、その後招待された各国の僧侶の読経、そして、カルマパからの祝辞があり、全部で1時間ほどで終了。
本当は、他にも盛大なダンスなども計画されていたらしいが、落慶法要の2週間前に、ある高僧が亡くなられたので、今回は自粛されました。
法要終了後は、記念撮影
それぞれ支援者のグループに別れ、カルマパと写真を撮って終了です。
帰路につく、カルマパ
外では雨にもかかわらず、沢山の人々が訪れ法要を見届けていました。