夏安居in ブッダガヤ
ブッダガヤに戻りました。
到着したその日から雨が降り始めてくれたおかげで、気温が一気に下がり、現在30度前後
雨が降る前は40度ほどあったというから、大変助かります。
ただ、日本のゲリラ豪雨並みのものがずっと降り続くので、なかなか外に出れません。
湿度は、どれぐらいかわかりませんが、少し不快に感じます。
豪雨であたり一面、大量の雨により水浸しです。
道路も、どこもかしこも水で溢れってます。
その水が低い場所へ流れ込み、川のようになっている場所も。
土が露呈している場所も多いブッダガヤなので、水は濁り、道は泥だらけ。
スリッパで歩くと、足は砂だらけです。
かといって、靴では絶対に歩けません。
(すぐ濡れて、乾燥できないので、何足あっても足りない)
ここからがインド特有の問題!
牛のウンチがそこらじゅうにあるので、それも水に溶け出していきます。
牛ならまだいいです。(決してよくはないですが。)
人糞もあるので、それも水に溶け出していて、なんも言えない状況です。
全く気にせず歩きますが。
夏安居とは?
仏教では、お釈迦様の時代からこの時期、普段は遊行している僧侶が、雨季の時期には、3ヶ月ほど一箇所に留まる「夏安居」というものが行われてきました。
現在のこの伝統を受け継いでいる国もあり、友人のタイ僧侶も3ヶ月一箇所に留まって修行をすると言ってました。
確かにこれだけの雨が降れば、外歩けないです。
お釈迦様の時代は所有物が禁止だったので、傘もなかったでしょう。
また、着替えというものもほとんど持ってなかったはずです。
2500年以上たった今でも、コンクリートなどが使われるようになったブッダガヤでも、外はぐちゃぐちゃ(始めに書いた現地の状況)なので、なぜ「夏安居」というものが生まれたのか想像がつきます。
現地にくることで、肌で仏教の歴史を感じることができるのも、インド、ブッダガヤの醍醐味です。
ちなみに、私もほとんど部屋から出られません。。。