ブッダガヤでまた爆弾が発見された!
9月15日(土曜日)に、NIA(国家調査局)が発見したというニュースが飛び込んできました。
振り返れば、今年1月、ダライラマ法王が滞在し、法要が開かれている最中に発生した爆弾事件。
その時のニュース
大きな爆発はなかったですが、小さい爆発が一つ、そしていくつかの爆弾が発見されました。
発見された場所は、ダライラマ法王が法要を開いていたカーラチャクラグランドという大きな広場の真横。
何万人という人たちが法要に参加していた場所のすぐ横です。
他にも、ダライラマ法王が滞在されていたお寺のすぐ横にも10キロ近くのプラスチック爆弾も、発見されましたが、爆発は起こらずホッとしたことを覚えています。
実際現地にいましたので、深夜にブッダガヤの僧侶には電話がかかってきて、急遽ミーティングが行われ、その後数日は毎日ミーティングがあり、毎日ブッダガヤを管轄している警察署長が状況や犯人の写真を見せて、「アンダーコントロールだからパニックにならないように!」と必死に対応されていたことを覚えています。
実際、待ちの中には警察だけでなく、軍隊も配置され必死に安全を確保しようとしている姿を見ており、インド政府の対応のスピーディー差に感謝の気持ちももっておりました。
が、今回飛び込んできたニュースは、残念な気持ちです。
というのは、1月に設置された爆弾が9月に発見されたという衝撃的な内容!
爆弾を8ヶ月放置。。。
発見されたのは、私もいつも通っていたトイレの中。
いつ爆発して、いつ巻き込まれていたかわからないと考えると本当に恐ろしい。
今回のニュースを端的に訳していくと、
- 発見は9月15日土曜日
- 犯人は逮捕されており、本名も公表
- 犯人は、ムジャヒディーンというイスラム原理主義の団体
- 犯人に尋問したところ、発見された爆弾と設置した爆弾の数が違っていた。
- 犯人を連れて、現地に行くとそこで爆発していない爆弾が発見された!
- その場所はカーラチャクラグランドのすぐ横のトイレで、一般の人たちが行き交う場所。
- なんと、1月の時点でその場所ですでに爆弾が2個発見されていた。
- ということはそのトイレは一回調べていたのに、発見されなかった。
- 犯人がしっかりとプラスチックなどで来るんで、頑丈に作ってくれていたおかげで、爆発しなかった。
という流れ。
テロリストがちゃんと白状してくれたおかげで発見!
テロリストが頑丈に作ってくれていたから爆発しなかった!!
という始末。。。
発見されたことは、本当にうれしいというか、ホッとします。
また、人が多く行き交う場所にもかかわらず、けが人がなかったことも本当にうれしい限りです!!
ただ、そこまでの経緯はもう少しなんとかならなかったのかと思います。
実際、私も前を通っていました。
日本では爆弾が近くにあるような生活はしておらず、インドではそのようなことがあるというのは心得ていますが、数ヶ月前まで見ていた場所に、爆弾があったと思うと、本当に怖い。
だからといってインドの警察などに怒りがわくのではなく、どちらかというと、「インドの警察らしい」という納得の気持ちの方が強い私もいます。
何はともあれ、何事もなかったことは本当に良かったです!
またブッダガヤに戻りますが、自分がテロが起こるような場所で過ごしているということを改めて感じ、身を引き締めて、生活をしていこうと感じました。
発見を伝えるニュースと犯人の写真
http://thebiharpost.com/panic-bomb-recovered-buddhist-pilgrimage-town-bodh-gaya/
コメント
残念です。正月に此の広場の近くのゲストハウスに泊まってました。
やりきれないですね。