肥満税 導入を議論 インド
ヤフーのトップニュースにこのような項目が表示されていた。
内容としては、ジャンクフードや飲み物などに含まれるコレステロールや砂糖入り飲料が健康を害している原因であり、それによって糖尿病患者が増え、死亡する人も増えているということである。
大都会では、マクドナルドなどの大手ジャンクフードのチェーン店ができ、誕生日会をマクドナルドで行うのが一つの流行りということも聞いたことがある。
確かに最近インドでは、健康問題や環境被害が取り上げられるようになり、健康志向になってきている。
食べ物だけでなく、大気汚染の問題も深刻で、その対応にも追われている。
実際、ブッダガヤではあまり見かけない、ランニングをする人をデリーではよく見かけ、スポーツタイプの自転車に乗る人もよく見かけた。
2年前飛行機がキャンセルとなり、航空会社が用意したホテルに宿泊した際も、ホテルのビュッフェに、日本のヤクルトが並んでいて、「健康にいいから流行っている」ということを聞いたこともある。
ブッダガヤの友人の中でも、少しお金持ちな人や、ちょっとインテリな人は、チャイを砂糖やミルクなしで飲んだり、コーヒーを飲む人も増えてきている。
ただ、この対策について実際はどうなのか、様々な疑問がある。
というのは、実際私がいるブッダガヤでの食事を見ていると、油をいっぱい使った料理が豪華とされ、普段食べているインドの伝統的はお菓子は、基本どれも砂糖の味しかしない。
そこには、大量の砂糖が使われている。
下記の画像は、新婚の祝いで1ヶ月前に振舞ってもらったチキンカレー
カレーの表面には分厚い油の層ができており、油を食べている感じである。
その油まみれのカレーに、油であげたプリーというパンのようなものをつけて食べる。
もちろん美味しいのだが、食べた後はしばらく胃が重く感じて、何かをする気力がなくなる。
※チキンカレーの表面は油の層ができている
もちろん、毎日何杯も飲むチャイにも、砂糖が大量に入っている。
このようにみていくと一概に、ジャンクフードや砂糖飲料が悪いと言えないように感じる。
むしろ外からの目線だと、「インドの甘いもの毎日食べてたら、糖尿病になるだろう」と感じていた。
そして、実際これだけ甘いものなどをたくさん摂取しているから、太っている人や糖尿病の人が多いんだと感じていた。
ただ、もちろんジャンクフードや砂糖入り飲料が体にいいというわけではないので、この法案が通って、インドの人たちが少しでも体にいいものに目を向けるようになればと思う。