ブッダガヤでカンボジアの僧侶が捕まった
「明日は、我が身」という言葉がありますが、インターネットのNEWSで上記の見出しを見た瞬間、本当にゾッとしました。
数日前、ブッダガヤにいる僧侶によるコミュニティIBCのミーティングが開かれた。
毎月ミーティングを開き、各国のお寺の現状や問題について話し合っているグループ。
ブッダガヤには、Bodhgaya Temple Management Committee 通称 BTMC という団体があり、マハボディーテンプルの管理をメインに、政府や州との連携や、各国のお寺との連絡を行っている。
大きな行事などは主に、BTMCがになっている。
ただ、その団体とは別に、新しくできていく各国のお寺の僧侶たちによるグループがIBCというグループである。
各国の僧侶が、問題の大小関わらず、共に協力していこうという団体である。
そこで議論された問題が「カンボジアの僧侶が逮捕された」事についてです。
インドのニュースサイトでも大きく取り上げられています
↓
簡単にいうと、カンボジアの僧侶が土地を購入し、寺院建設や農園建設を進めていたところ、政府関係者や警察がきて、政府の土地なので無理だと言うことになった。
その後、カンボジアの僧侶たちが石などを投げたことにより、4人の僧侶を警察が逮捕したという内容である。
ブッダガヤでは多い土地問題と、警察の問題です。
事実は?
ミーティングでは、カンボジアの僧侶から当日の様子が語られました。
新聞の書いてあることは、全くの違う事実であると。
法律に則った上で、弁護士と共に土地所有者との交渉の上購入をすすめ、契約を交わし、政府に提出もしていた。
全部の土地の半分ほどは、すでに認められており、残り半分ももう少しで認められる予定だった時に、警察が来た。
警察は政府の土地だというが、僧侶は土地所有者の権利書を確認しており、正式に法律に則った手続きを踏んでいると話し合っていた。
すると、いきなり警察側が暴行をしだした。
お寺側は、一切手出しをしていない。
携帯でこそっと撮影した動画が手元にある。
最終的に、4人の僧侶が捕まり、たくさんのカンボジア僧侶、信者がけがをした。
また、設置していたCCDカメラも壊されてしまった。。。
ということである。
捕まった僧侶は、今も捕まった状態である。
土地バブルで、地価が急上昇しているブッダガヤでは、このような土地の問題が多い。
- 偽の土地の権利書を作る現地の人
- 問題があると言いながら、お金をせびりに来る警察
今回もこの二つが重なったのではないかと言われている。
これから現地の僧侶が協力をして、協力して事実を訴えていこうと言うことになっている。
最後のまとめとして、
「明日は我が身」
「今日はカンボジア寺だったが、明日はどこのお寺に来るかわからない。
それぞれの国が、しっかりと対策をして準備しておくように」
と各国の僧侶が危機感を共有しました。