ダライ・ラマ法王 「入菩薩行論」ティーチング 2016年大阪

ダライ・ラマ法王による、「入菩薩行論」のティーチングが、グランキューブ大阪(国際会議場)で今日から14日まで行われる。

ダライ・ラマ法王とは、ノーベル平和賞も受賞されている有名なチベットの僧侶(チベット語で、ラマ)であり、活仏・転生者。そして、観音菩薩の化身とも言われている、尊い方である。
今の方は、14世。

現在、80歳とご高齢である。

詳しくは
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%9E14%E4%B8%96

中国によるチベットの弾圧問題のため、1959年にインドに亡命をされ、現在は、インド、ダラムサラを中心として活動をされている。

日本にも、毎年足を運ばれて、政治家の方や宗教者との対話をされたり、講演会を度々行っておられたが、今回は講演会ではなく、ティーチング(勉強会)が行われている。

予定は、本日、5月10日〜14日
午前午後の二部制で、共に2時間ほど。
興味がある方は、会場に行かなくても以下のHPからライブ映像とともに、日本語の翻訳もリアルタイムで聞くことができます。

初日の会場の様子は?

参加者は、半数以上が日本人以外の方。

英語、中国、ロシア、モンゴル、日本、韓国、ベトナムと、たくさんの言語に翻訳されていました。

会場は、それぞれの国の民族衣装が目立ち、壇上のダライ・ラマ法王の横には、チベットラマを始め、韓国、ベトナムの僧侶も座られていた。

日本人にとっては、平日に4日間時間を取るのは難しいようで、女性の方や年配の方が多く、また、午前・午後だけの方も見受けられた。

午前中は、このティーチングを受ける上での心得や、私たち自身の21世紀の生き方について言及をされていました。

午後は、「入菩薩行論」のテキストに入られ、補足を交えながら3章まで進みました。

印象に残った言葉

前半は、「平和」を強調され、その実現のためにヨーロッパの若者の間で流行っている、私達が地球人の一人である意識を持つことを例えとして出されていました。

地球に住んでいる一人だからこそ、すべて関係する人々(国や宗教などの違いを超えて)に対し、思いやりを持って接することの大切さお話していました。
また、自分自身が率先してい行うことも、強調されていました。

その中で、学校での一般教育の中で「他者への思いやり」をしっかり教えることを提言されてました。

そして、自分自身の心の状態を知ることの大切さ、空の理解の大切さ、人間として生まれたからこそ持ち合わせている知性を活用し、仏教の智慧をはぐくんでいくことの大切さをお話されていました。

前回ブッダガヤで行われたカーラチャクラ以来の、ダライ・ラマ法王のティーチングでしたが、ブッダガヤの際は、一番寒い冬に、しかも、外で、決まった席もなく、地面にシート。しかも、昼からのテーチィングを聞くために、早朝暗い時間から並ぶという状態でした。
忍耐の行はできたと思います。

今回は、エアコンが効き、自分の席も用意され、椅子に机まで付いているという状態。

このような恵まれた環境で、受けることができること。

また、同時通訳で日本語の法話を聞けることに感謝しながら、参加させていただきます。

今回のテキスト「入菩薩行論」の日本語訳は、2つ本が出てます。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
RSS
Follow by Email
Twitter
Visit Us
Follow Me
Instagram