神戸から仙台 を経由して、塩竃へ。往復して感じた事。

神戸から仙台 を経由して、塩竃へ行ってきました。

日本に帰ってきて早2ヶ月
まだ、日本の気温は、私がブッダガヤを出発した3月中旬の気温においつきません。
現地は、すでに40度越えという情報が。。。

話は変わりますが、おかげさまで、様々な場所でインドのお話をさせていただいております。
今回は、今までで一番遠い場所、宮城県は塩竃まで行ってきました。

呼んでいただき、本当にありがたいことです。

神戸から塩竃までの道のり

三宮駅から、伊丹空港へ        (バス)    約1時間
伊丹空港から、仙台空港へ       (飛行機)   約1時間
仙台空港から、仙台駅を経由して塩竃へ (電車)    約1時間

それぞれの待ち時間を合計して、4時間ほどの移動で到着。

途中、富士山の横を通過する際は、綺麗に晴れた青空に白い富士山が姿を見せてくれました。

久々に見た富士山は幻想的な風景で、感動。
やはり日本の象徴だと実感しました。

帰りは、逆ルート

出発が、5分ほど遅れて、謝りのアナウンスが出ていましたが、5分は遅れたうちに入りません。(インドでは)

インドと日本の往復を考えれば、行きも帰りもあっという間です。

何より大変、快適!

道は、平坦で、バスは揺れない
バス・飛行機・電車の中も綺麗(床にゴミが落ちてない。ほこりっぽくない)
座席は、ちゃんとリクライニングする
空港で、荷物に難癖をつけて、チップを要求しない(当たり前か)
飛行機が数時間からいきなりキャンセルもない
文句のつけようもなく、快適な移動でした。

ただ、刺激は少ない。

インドだと、電車で隣の知らない人が「どこに行く?」などとずっと話しかけてきて、仲良くなることがある。
また、お互いの食べ物を交換したり、行き先の情報交換をすることは日常茶飯事。
そして、それが旅(移動)の醍醐味でもある。

また、何事もスムーズに行かず何かおこるという、ある意味刺激的な出来事も、旅に色を添えてくれます。(何も問題がない方がいいですが。。贅沢ですね)

「Cars」というアメリカの映画会社、ピクサーが作った車を擬人化した映画がある。

新人レーサーで大変強かった主人公が、廃れた街の住人と交流を持つ中で、自己中心の一匹狼だった姿から、仲間思いの優しい姿に変わっていくというストーリー。

その廃れた街の名前は、ラジエータースプリングス。

昔は、道中に誰もが通る街で、様々な店・ホテルが建ち並び、ネオンが賑やかな街だった。ただ、高速ができたことにより、移動時間が短縮され、その街を通る道を通る人も減ってしまった。
けれども、再びラジエータースプリングスが昔の賑わいを取り戻すことを住民が願っている。

ストーリー中、主人公とラジエータースプリングスにいるヒロインが昔話をする中でこのような言葉が出てきた。

「道は地形を切り裂くんじゃなくて、
地形に沿って作られていたのよ。
上ったり下ったり曲がったり。
 車は楽しみに行くために走るってたんじゃなくて、
楽しみながら走っていたの。」

私自身大変心に残っている言葉で、日本も同じ道をたどった場所が多くあるはずと感じた。

そして、今の日本とインドの移動手段の違いにも似たような感覚を感じた。

いかに早くいかに快適に移動するか。

もちろんそれが悪いわけではないが、時間をかけてゆっくり移動する中で、様々な予期しない出会いや出来事(いいことも悪いことも含めて)を楽しむという感覚が改めて必要なのではないかと感じてます。私も含めて。

その気持ちを持つことで、日々の生活の中でも、小さいこと・普段何気なく見過ごしていたことにも気づける心が育まれるのではと感じました。

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