雇ってくれないか?ブッダガヤの裏事情

雇ってくれないか?

ブッダガヤで過ごしていると、よくこの言葉を言われます。

ブッダガヤに戻ったその日も、この言葉を言われました。

インド人の友人と道ばたでチャイを飲んでいたら、友人の友人が隣にきて話し始めました。

「今外国人が作った無料の学校で学校の先生をしている。
 給料があまりもらえない。
 しかも、何年も給料が上がらないし、あげてと伝えてもあげてくれない。
 無料の学校で、子供達に勉強を教えるのは好きで、素晴らしいと思うが、生活が苦しい。
 だから、雇ってくれないか?」

彼が勤めているのは、ブッダガヤの隣の村の学校。

彼自身の事は何年も前から知っており、英語が堪能で、村の中で様々な人助けをしているのも知っています。
また、友人の結婚式があれば手配などを助けるなど、大変優しくまじめな人である。

近年の物価上昇や電気代の上昇で、生活が圧迫されており、もらっている金額は、確かにこの金額ではという安い金額。
そして、政府の学校に勤めている人の給料とは雲泥の差。

じゃあ仕事を変えれば?という話にもなるが、なかなか簡単に見つかるものではない。
もちろん、給料の安い仕事だったら山のようにありますが。

一番問題なのは、病気になった時
日本のように保険制度が整っていないので、一度大きな病気になったり、手術になってしまうと、一ヶ月の給料はゆうにこえ、数ヶ月・半年分の給料になることも。
実際それで、借金まみれになっている家を、何家族も見ています。

仕事があるだけで嬉しいと言う声も聞きますが、でも家族の事、病気になったときのことを考えると、ある程度の金額が必要にはなります。

ブッダガヤでたくさんのボランティアの学校ができ、子供達の教育支援が行われていますが、その裏で安い給料で働かざるおえない親がいて、貧しい中で生活せざるおえないという状況も存在します。

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