ブッダガヤ、マハボディーテンプル付近で爆弾が見つかった事について 、ミーティング
1月19日夕方に起こった爆弾事件
ブッダガヤの各お寺の代表僧侶・ホテルの代表が集まり、ミーティングが開かれました。
ミーティングには、100人弱の人が参加し、ガヤの警察関係者が取り仕切って行われました。
まず
「今回の事件に関して、パニックにならないように!
警察や軍がしっかりと皆さんを守る事を約束します。
現在、コブラ部隊などがブッダガヤに向かっており、万全の警備がしかれます。」
と事件に対するパニックが起こらないように安心を促す言葉が述べられました。
そこから今回の爆弾の説明が行われ
「まず、爆弾が爆発したのは、午後4時半頃。
カーラチャクラグランドのすぐ横、大きなキッチンテントとグランドの間です。
爆発した小さいフラスコのようなビンのような爆弾で、小規模な爆発でしたが、二つの液体を混ぜて爆発させる今まであまりないタイプの爆弾でした。
その他に、ダライラマ法王が滞在されているお寺の真横にあるスリランカ寺の門付近に1つ。また、マハボディーテンプルに隣接する地域で2つの爆弾が、爆発する前に発見されました。その爆弾のタイプは、今までテロでよく使われていた時計仕掛けのタイプではなく、携帯や何かに振動で爆発するような形だった」
今後については
「今こそブッダガヤの人達が一丸となり、協力していかないといけない。
もちろん警察が警護に当たりますが、それにも限界があり、その中でそれぞれのお寺・ホテルが監視カメラをしっかりと導入し、自分の領域は自分で守ることも徹底してもらいたい。
また、今後もまた仕掛けられる可能性もあるので、街中で不審物をみつけたら、絶対に触らないように、そしてすぐ警察に連絡することを徹底してください!」
と会議をしめられました。
爆弾が発見されたスリランカのお寺の僧侶からは、
「本当に大丈夫なのか?
私たちのお寺の前もしっかりと警備をして欲しい!」
という少し言い寄るような形での話があり、その顔は不安でいっぱいという表情でした。
会議後、スリランカ寺の僧侶からは
「発見された爆弾は、10キロほどの簡易爆弾で、大きなアルミの弁当箱のようなものに入っていた」
と教えてもらいました。
犯人自体は、まだ捕まっていないですが、実行犯は最低でも3人ということが断定されており、街中に設置されている監視カメラの鮮明な画像が会議では用意されて、爆弾が入った大きな袋を持ち、マハボディーテンプル付近を歩いている姿、また爆弾は持たない状態でマハボディーテンプルの中に入っていく姿も写っていました。
会議中感じたことは、今までテレビで見ていたような状況に自分が今いるという恐怖感というか不安感。
爆弾が設置されていて、その爆弾はどのような構造なのか、と会議が行われている場に自分がいる。
そして、そのような爆弾がこれからも設置される可能性がある場所に今住んでいて、道を歩いているという状況を考えていると、これは現実なのかという不思議な感覚でした。
犯行理由、誰が標的かはわかりませんし、正直明日からのダライラマ法王ティーチングが不安ですが、少しでも早く犯人が捕まり、平和なブッダガヤに戻ることを祈ります。
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